アーロンチェアの後傾姿勢は疲れる?寝る方法や調整のコツを解説
こんにちは。プレステージチェア、運営者の「RYO-MA」です。
アーロンチェアの後傾姿勢に関する情報や調整方法について調べていると、
多くの方が、「リクライニングしたまま固定できないのか」「後傾姿勢での作業は本当に快適なのか」といった疑問を持っていることに気づきます。
高機能チェアだからこそ、その機能を使いこなせていないともったいないですよね。
実は、アーロンチェアは単に後ろに倒れるだけでなく、適切な設定を行うことで無重力のような浮遊感を得られる設計になっています。
今回は、アーロンチェアの後傾姿勢やリクライニングの仕組み、そして快適に休息するための具体的なテクニックについて、私自身の経験も交えながら詳しく解説していきます。
- 後傾姿勢でも疲れないための正しいチルトテンション調整法
- リクライニングを固定できない理由とアクティブシッティングのメリット
- 純正ヘッドレストがないアーロンチェアで快適に仮眠をとる裏技
- コンテッサやエルゴヒューマンと比較した後傾リラックス性能の違い
アーロンチェアの後傾姿勢が疲れる原因と調整

「アーロンチェアに座って後ろに寄りかかると、なんだか腰や背中が疲れる」と感じたことはありませんか。
実はその疲れ、椅子のせいではなく「調整不足」が原因かもしれません。
アーロンチェアは、ユーザーの体格に合わせて細かくセッティングして初めて真価を発揮する道具です。
ここでは、後傾姿勢を快適にするためのメカニズムと、具体的な調整のコツについて深掘りしていきましょう。
リクライニングのロックと固定機能の仕様
まず最初に知っておくべきことは、アーロンチェアには「リクライニング角度を完全に固定(ロック)する機能がない」という事実です。
一般的なオフィスチェアであれば、好きな角度でレバーを引けばガチっと止まるものが多いですよね。しかし、アーロンチェアにあるのはあくまで「リクライニングの範囲制限(リミッター)」だけです。
倒れる範囲を制限することはできても、その範囲内では常に背もたれと座面が動くようになっています。
これは設計ミスではなく、ハーマンミラー社の哲学である「アクティブ・シッティング」に基づいています。
「人間は座っている時でも動き続けるべきであり、姿勢を固定することは血流を滞らせるため良くない」という考え方ですね。
つまり、アーロンチェアにおける後傾姿勢とは、静止した状態ではなく、ゆらゆらと身体を動かしながら思考を巡らせるための動的なポジションなのです。
この「動くこと」を前提とした設計思想を理解すると、なぜ固定できないのかが腑に落ちるはずです。
疲れないためのチルトテンション設定と使い方

アーロンチェアで後傾姿勢をとったときに「疲れる」と感じる最大の要因は、「チルトテンション(リクライニングの硬さ)」が自分の体重に合っていないことです。
硬すぎると、後ろに倒れるために腹筋や足の踏ん張りを使い続けることになりますし、逆に柔らかすぎると、不用意に倒れすぎてしまい、起き上がるのに背筋を使ってしまいます。
これではリラックスどころか筋トレ状態ですよね。
【理想的な調整のゴール】
目指すべきは、足を踏ん張らなくても、背もたれに体重を預けるだけで「任意の角度でピタッと止まれるバランス(浮遊点)」を見つけることです。
これをハーマンミラーでは「ドウェル(Dwell)」と呼んだりもします。
右下のノブを回して調整するのですが、コツは「思ったよりも細かく回す」こと。
特にクラシックモデル(旧型)をお使いの方は、数十回回さないと変化を感じにくい場合があります。
リマスタードモデルでは数回転で大きく変わるよう改良されていますので、少しずつ回して「無重力感」を感じるスイートスポットを探してみてください。
ちなみに、
ハーマンミラーの公式サイトでは、こうした微調整の手順を非常に分かりやすく解説しています。
正しい操作方法を知ることは、快適な座り心地を手に入れるための最短ルートです。
まだ見たことがない方は必見です。
腰痛を防ぐポスチャーフィットの正しい位置

後傾姿勢になると、どうしても骨盤が後ろに倒れ(後傾し)、腰が丸まりやすくなります。
これが長時間続くと、腰痛の大きな原因になってしまいます。
ここで重要な役割を果たすのが、アーロンチェアの心臓部とも言える「ポスチャーフィット(またはポスチャーフィットSL)」です。
これは、背もたれの下部から仙骨と腰椎を押し出し、背骨のS字カーブを維持するための機能です。
私のおすすめの設定は、「後傾姿勢のときこそ、ポスチャーフィットを強めに設定する」ことです。
リクライニング時は体重が背中側に大きくかかるため、直立時と同じ設定だとサポート力が負けてしまい、骨盤が寝てしまうことがあります。
背もたれに寄りかかった状態で、グッと骨盤が前に押し出される感覚がある強さまでダイヤルを回してみてください。しっかりと骨盤が立っていれば、深くリクライニングしても腰への負担は驚くほど軽減されます。
リラックス時のアームレスト調整と高さ
意外と見落としがちなのがアームレスト(肘掛け)の位置です。
後傾姿勢になると、上半身がデスクから遠ざかるため、腕の重さをデスクではなくアームレストで支える必要が出てきます。
このとき、アームレストが低いままだと、肘を置くために肩が下がったり、逆に肘が浮いて肩周りの筋肉が緊張したりしてしまいます。
リラックスモードに入る際は、以下の調整を行ってみてください。
- 高さ: 肩が上がらない範囲で、できるだけ高く設定する。
- 前後(リマスタードのみ): アームパッドを手前に引く。
- 角度: 楽な位置に内側・外側へ調整する。
特にリマスタードモデルのフルアジャスタブルアームは前後移動ができるので、アームを手前に引くことで、後傾していても体幹に近い位置で腕を支えることができます。
腕の重さは体重の約16%もあると言われていますから、これをしっかり預けられるかどうかで、首や肩の疲れ方が全く変わってきますよ。
前傾チルト機能との使い分けで生産性を向上

ここまで後傾姿勢について語ってきましたが、アーロンチェアの凄さは「前傾」と「後傾」をシームレスに行き来できる点にあります。
ずっと後傾姿勢のままでいると、いくら快適でも人間は飽きてしまいますし、集中力が散漫になることもあります。
そこで私が実践しているのが、タスクに応じた姿勢のスイッチングです。
| モード | 姿勢 | 推奨タスク |
|---|---|---|
| 前傾チルト | 座面が前傾し、背筋が伸びる | キーボード入力、集中執筆、作画 |
| 後傾(リラックス) | 深くリクライニング | 電話、WEB会議の聴講、アイデア出し、読書 |
「集中してガッと書くときは前傾」
「ふっと息を抜いて全体を見渡すときは後傾」
といった具合に、姿勢を変えることで脳のスイッチも切り替わります。後傾姿勢は、次の集中のための助走期間として使うのが、アーロンチェアオーナーとして最も賢い使い方かなと思います。
アーロンチェアの後傾姿勢で寝る方法と競合比較
「作業用の椅子なのはわかっているけど、たまにはそのまま寝落ちしたい」というのが人間の性ですよね。
検索キーワードでも「アーロンチェア 寝る」といった言葉は非常によく見かけます。
ここでは、アーロンチェアで快適な休息時間を確保するための工夫と、リラックス性能に優れたライバル機種との比較を行っていきます。
純正ヘッドレストなしでも快適に寝る工夫

まず残念なお知らせですが、ハーマンミラー社は「働く椅子にヘッドレストは不要」というスタンスのため、アーロンチェアに純正ヘッドレストは存在しません。
しかし、後傾姿勢で長時間動画を見たり仮眠をとったりする場合、頭の支えがないと首の筋肉(胸鎖乳突筋など)が緊張し続け、確実に首を痛めます。
そこで多くのユーザーがたどり着くのが、サードパーティ製(社外品)のヘッドレストです。中でも圧倒的な支持を得ているのが「Atlas Headrest(アトラスヘッドレスト)」です。
Atlas Headrestは、元ハーマンミラーのエンジニアが開発に関わっており、メッシュの素材感やフレームのデザインが純正品と見紛うほどマッチします。
このヘッドレストを追加することで、アーロンチェアは「完璧な作業椅子」から「極上のリラックスチェア」へと進化します。
私も実際に試したことがありますが、後傾姿勢で頭を預けられる安心感は別格です。
「寝る」ことを視野に入れるなら、事実上の必須アイテムと言っていいでしょう。
オットマンを併用して仮眠をとるスタイル

ヘッドレストと同じくらい重要なのが、足を乗せる「オットマン(フットレスト)」です。
最大角度(約125度)までリクライニングしたとしても、足が床に着いたままだと、どうしても体がお尻の方へ滑り落ちそうになります。
オットマンを使って足を骨盤や心臓に近い高さまで上げると、以下のメリットがあります。
- 全身の血液循環が良くなり、むくみが取れる。
- お尻への荷重が分散され、長時間座っても痛くなりにくい。
- 身体が安定し、滑り落ちる感覚がなくなる。
デスク下に収納できるコンパクトなオットマンや、ハーマンミラー純正のフットピローなどを活用すれば、オフィスでもちょっとした仮眠スペースを作り出すことが可能です。
冬場にメッシュが寒いときの具体的な対策
アーロンチェアの代名詞である「ペリクル(メッシュ素材)」は、通気性が良すぎて「冬場は寒い」という弱点があります。
特に後傾姿勢で動かずにじっとしていると、背中やお尻から体温が奪われ、底冷えしてくるんですよね。
この問題への対策として有効なのは、単純ですが「物理的に風を遮断すること」です。
私は冬場、背もたれと背中の間に薄手のフリースブランケットを挟んで座ることがあります。これだけで驚くほど暖かさが変わります。
また、市場にはアーロンチェア専用のシートカバーやクッションも販売されています。
ただし、あまり分厚いものを敷くと、せっかくの体圧分散機能やポスチャーフィットの効果が薄れてしまうので、機能性素材を使った薄手のものを選ぶのがポイントです。
足元のヒーターと併用して、「頭寒足熱」ならぬ「背暖足熱」を意識してみてください。
コンテッサやエルゴヒューマンとの比較と違い

アーロンチェアの後傾姿勢について語る上で、よく比較対象に挙がるのがオカムラの「コンテッサ セコンダ」と、「エルゴヒューマン プロ」です。
それぞれの「後傾リラックス性能」を比較してみましょう。
| 機種 | リクライニング固定 | ヘッドレスト | 後傾での休息適性 |
|---|---|---|---|
| アーロンチェア | 不可(範囲制限のみ) | なし(社外品あり) | △(工夫が必要) |
| コンテッサ II | 可(任意の位置) | あり(大型/小型) | ○(安定して休める) |
| エルゴヒューマン | 可(任意の位置) | 標準装備 | ◎(寝るのに最適) |
もしあなたが「椅子の上でガッツリ寝たい」「リクライニングを固定して脱力したい」という希望を最優先するなら、エルゴヒューマン(特にオットマン内蔵モデル)やコンテッサ セコンダの方が満足度は高いかもしれません。
一方で、アーロンチェアの魅力は「揺らぎ」です。
完全に静止するのではなく、ゆらゆらと揺れながらアイデアを出したり、リラックスしつつもすぐに仕事に戻れるような、「オンとオフの中間」のような後傾姿勢においては、アーロンチェアの右に出るものはありません。
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アーロンチェアの後傾姿勢で快適な作業環境へ
アーロンチェアの後傾姿勢について、その仕組みや調整方法、リラックスするための工夫をご紹介してきました。
まとめると、アーロンチェアは「ただ座れば快適になる魔法の椅子」ではなく、「自分の体に合わせて調整し、アクティブに使いこなすためのパートナー」だと言えます。
最初は「固定できないのか」と戸惑うこともあるかもしれませんが、チルトテンションを精密に調整し、自分の重心だけでコントロールできる「浮遊感」を手に入れたとき、この椅子の本当の凄さに気づくはずです。
ぜひ、あなたも自分だけの「最高の後傾ポジション」を見つけて、集中とリラックスが同居する新しいワークスタイルを手に入れてくださいね。
正しい知識と調整があれば、アーロンチェアは間違いなく、あなたの人生最高の相棒になってくれるはずです。
※本記事で紹介した調整方法や身体への効果は一般的な目安であり、個人差があります。腰痛などの症状が重い場合は、医師や専門家にご相談の上で使用することをお勧めします。
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