アーロンチェアのサイズ選び方!身長別のおすすめと失敗しない基準
こんにちは。プレステージチェア、運営者の「RYO-MA」です。
高機能チェアの代名詞とも言えるアーロンチェアですが、購入を検討する際に最も頭を悩ませるのが、サイズ選びではないでしょうか。
決して安くはない買い物ですから、後悔だけはしたくないですよね。
AサイズにするかBサイズにするか、あるいはBかCかで迷っているという方も多いはずです。特に日本人の体格だと、推奨サイズの境界線に位置することも珍しくありません。
そこで今回は、身長や体重といった基本的なデータに加え、女性ならではの視点や、試座ができない場合のチェックポイントなど、アーロンチェアのサイズ選び方について、私なりの視点で徹底的に解説していきます。
- 公式チャートだけでは判断できない微妙なサイズ感の違い
- 身長160cm、170cm、180cmそれぞれの最適な選択基準
- 自宅で簡単にできる膝裏の隙間チェックなどのフィッティング方法
- 中古市場でアーロンチェアを探す際に見るべきポイント
失敗しないアーロンチェアのサイズ選び方の基本

アーロンチェアが他のオフィスチェアと決定的に違うのは、身体に合わせて調整するのではなく、身体のサイズに合った椅子を選ぶという「衣服」に近い設計思想を持っている点です。
まずは、失敗しないための基礎知識として、公式の基準と実際の寸法差について押さえておきましょう。
公式の身長体重チャートと適合表
ハーマンミラー社が公開している適合チャートは、身長と体重の相関関係でサイズを推奨しています。
しかし、このチャートをよく見ると、多くの人が迷ってしまう原因があることに気づきます。
| サイズ名称 | 推奨身長範囲 | 推奨体重範囲 |
|---|---|---|
| サイズA (スモール) | 147cm – 175cm | 41kg – 68kg |
| サイズB (ミディアム) | 158cm – 198cm | 59kg – 148kg |
| サイズC (ラージ) | 160cm – 198cm | 81.5kg – 159kg |
ここが迷いのポイント!
表を見るとわかる通り、身長160cm~175cmの人はAとBの両方に、180cm前後の人はBとCの両方にまたがっています。公式の見解としては「迷ったらB(または大きい方)」を推奨する傾向にありますが、これが必ずしも正解とは限らないのが難しいところです。
私の経験上、この「重複している領域」にいる人こそ、慎重な判断が必要です。
単に身長だけで選ぶのではなく、座り方や使用環境を含めて検討する必要があります。
AとBとCのサイズの違いや寸法比較
サイズごとの違いは、単に「拡大・縮小」しただけではありません。
骨格に合わせて各パーツの配置が調整されています。
特に注目すべきは「座面の高さ」と「座面の奥行き」です。リマスタード版の寸法データを比較してみましょう。
| 寸法項目 | Aサイズ | Bサイズ | Cサイズ |
|---|---|---|---|
| 座面高 (SH) | 380 – 480 mm | 405 – 520 mm | 425 – 580 mm |
| 座面奥行き | 406 – 455 mm | 432 – 460 mm | 470 – 510 mm |
| 全幅 | 655 – 699 mm | 685 – 772 mm | 719 – 803 mm |
上記の表は、ハーマンミラー公式の製品仕様に基づいた数値です。
製造ロットや計測方法によって数ミリの誤差が生じる場合もあります。
より詳細なスペックについては、公式サイトのガイドをご確認ください。
Aサイズの座面高は380mmまで下がりますが、Bサイズは405mmまでしか下がりません。
たった2.5cmの差ですが、小柄な方や自宅で靴を履かずに使用する場合、この差が「足のかかとが床につくかどうか」の死活問題になります。
逆にCサイズは座面奥行きが約51cmもあり、かなり深めの設計になっています。
ドット数によるサイズの見分け方

中古ショップやオフィスで現物を見たとき、「これのサイズはどれだろう?」と迷ったことはありませんか?実は、アーロンチェアには見た目ですぐにサイズを判別できる「隠しサイン」があります。
背もたれ裏のロゴを確認しよう
背もたれの上部、フレームの裏側にある「Herman Miller」のロゴの裏側を手で触ってみてください。そこに「ポッチ(点字のような突起)」があります。
- 突起が1つ: Aサイズ(スモール)
- 突起が2つ: Bサイズ(ミディアム)
- 突起が3つ: Cサイズ(ラージ)
これはクラシック版でもリマスタード版でも共通の特徴です。
製品シールを見なくても、手探りだけでサイズがわかるので、覚えておくと便利ですよ。
女性におすすめのサイズ感と特徴

女性ユーザー、特に身長160cm前後の方からよく相談を受けますが、基本的にはAサイズをおすすめすることが多いです。その最大の理由は「座面の低さ」にあります。
一般的なオフィスチェアの座面高は42cm~45cm程度が多いですが、これは身長170cm前後の男性が靴を履いて座ることを想定しています。
日本人女性の平均的な膝下長(36cm~38cm)を考えると、Bサイズの最低高(40.5cm)では、自宅で裸足やスリッパで使う場合に高すぎてしまうのです。
座面が高すぎると太ももの裏が圧迫され、むくみや冷えの原因になります。
Aサイズなら38cmまで下がるので、フットレストなしでもしっかりと床に足をつけられ、快適に過ごせる可能性が高いですね。
試座で確認すべき座面の高さ
もしショールームなどで試座ができるなら、座り心地の良さだけでなく、以下のポイントを必ずチェックしてください。
- 靴を脱いでみる: 自宅で使う予定なら、靴を脱いだ状態(またはスリッパ)で座面高さを合わせてみてください。
- 膝の角度: 足裏がべったり床についた状態で、膝が90度になっているか確認します。
- 太ももの圧迫感: 座面の先端が太ももの裏を押し上げていないかチェックします。
お店では靴を履いているため「Bサイズでちょうどいい」と感じても、家に届いてから「あれ、高いかも?」となるケースが非常に多いです。
最適な座面高を知る計算式
人間工学の観点からは、一般的に以下の計算式で最適な座面高(身長に合った椅子の高さ)が求められます。
最適な座面の高さ = 身長 × 0.25
(例:身長170cm × 0.25 = 42.5cm)
この数値と、検討しているサイズの最低座面高(Aなら38cm、Bなら40.5cm)を比較すれば、物理的に足がつくかどうかを事前に判断できます。
ご自身の身長を入力するだけで、理想的な椅子の高さを自動計算してくれる便利なツールもありますので、試座に行く前に一度シミュレーションしてみることをおすすめします。
身長別アーロンチェアのサイズ選び方の決定版
ここからは、多くの人が迷う身長の「境界線」にスポットを当てて、より具体的な判断基準をお伝えします。
自分の身長に近いケースを参考にしてみてください。
160cm前後でAかBか迷う場合
最も悩ましいのがこのゾーンです。結論から言うと、「使用環境」と「フィット感の好み」で分かれます。
自宅で靴を履かずに使うなら、前述の通り座面高の観点からAサイズが圧倒的に有利です。しかし、体重がある程度ある方や、あぐらをかいたりゆったり座りたい方にとっては、Aサイズの座面幅(約65.5cm)は少し窮屈に感じるかもしれません。
Bサイズを選ぶ場合のリスク
160cm前後でBサイズを選ぶと、最低まで下げてもかかとが浮く可能性があります。その場合は、別途フットレスト(足置き)の導入が必須になると考えておいた方が良いでしょう。
170cmにおけるBサイズの適合性
身長170cmであれば、基本的にはBサイズで間違いありません。
市場に出回っているアーロンチェアの約8割がBサイズと言われており、まさに「ゴールデンサイズ」です。
ただ、極端に細身(体重50kg台前半など)の方の中には、Bサイズだと「広すぎて落ち着かない」「アームレストが遠い」と感じる方もいます。
そういった方は、あえてAサイズを選んで身体をしっかりホールドさせるという選択肢もあります。ただし、その場合は背もたれの上枠が肩甲骨に当たらないか、必ず確認が必要です。
180cmはBかCかどっちが良いか

180cmを超えてくると、Cサイズが視野に入ります。
「大は小を兼ねる」でCサイズを選びたくなりますが、ここには落とし穴があります。
Cサイズはかなり大きいです。
特に座面の奥行きが51cmもあるため、身長が高くても「胴長」のタイプだと、膝裏に座面が食い込んで痛くなることがあります。また、全幅も広くなるため、日本の一般的な片袖デスクだと、引き出しにアームレストがぶつかって収納できないというトラブルも聞きます。
体重が85kg以上ある、あるいは肩幅がかなり広いという場合を除き、180cm~183cmくらいまでならBサイズでも十分に許容範囲内であることが多いです。
まずはBサイズに座ってみて、窮屈さを感じるかどうかが判断の分かれ目ですね。
膝裏の隙間で失敗を防ぐチェック法

サイズ選びで最も重要な物理的指標、それが「膝裏のクリアランス(隙間)」です。
これが確保できていないと、どんなに良い椅子でも血流が悪くなります。
「指3本」の法則
深く腰掛け、背中を背もたれにぴったりつけた状態で、座面の先端と膝裏の間に手を差し込む。
「指2本~3本(約3cm~5cm)」の隙間があるのが理想です。
- 隙間がない(指が入らない): サイズが大きすぎます(座面奥行きが長すぎる)。
- 隙間が大きすぎる(拳が入る): サイズが小さすぎます(太もものサポート不足)。
このチェック方法は、今使っている椅子でも試せるので、メジャーを持って測ってみるとイメージが湧きやすいですよ。
中古購入時に注意すべきサイズ感
新品は高価なので中古を検討する方も多いと思いますが、中古の場合は「クラシック」と「リマスタード」の違いに注意が必要です。
リマスタード版(現行モデル)はメッシュの張り方が改良されており、骨盤部分の沈み込みが良くなっています。そのため、旧型のクラシック版ではCサイズを使っていた人が、リマスタード版ならサポート性が良いためBサイズでも快適に座れるようになった、というケースがあります。
また、古い個体だとガスシリンダーが交換されていたり仕様が異なっていたりして、同じBサイズでも最低座面高が微妙に違うことがあります。中古で購入する際は、可能であれば実物に座らせてもらうか、座面高の実測値をショップに問い合わせることをおすすめします。
まとめ:失敗しないアーロンチェアのサイズ選び方

アーロンチェアは、正しくサイズを選べば、まるで身体の一部になったかのような快適さを提供してくれる素晴らしい椅子です。「着る椅子」と呼ばれる所以は、このフィット感にあります。
最後に改めて要点をまとめます。
- 迷ったら膝裏の隙間と座面高を最優先: 特に160cm前後の人は靴なし環境を想定して。
- 170cm前後はBが基本: よほどの細身やこだわりがなければBでOK。
- 180cm以上は慎重に: Cサイズはデスク環境や座面奥行きを確認してから。
チャートの数値だけでなく、ご自身の使用環境や体格の個性を照らし合わせて、ベストな一脚を見つけてくださいね。あなたのデスクワークが劇的に快適になることを願っています。
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