コンテッサを買って後悔?座面が痛い原因と失敗しない選び方
こんにちは。プレステージチェア、運営者の「RYO-MA」です。
今回は、オフィスチェア界のフェラーリとも称されるオカムラのコンテッサ、およびコンテッサセコンダについてお話しします。
流麗なフレームラインと手元で操作できるスマートオペレーション。
誰もが一度は憧れる椅子ですが、購入してから後悔したという声がネット上で見られるのも事実です。
座面が痛い、腰痛が悪化してしまった、あるいはヘッドレストがいらないといった具体的な悩みから、身長や前傾姿勢との相性、さらにはアーロンチェアやシルフィーといった他モデルとの比較まで、高い買い物だからこそ絶対に失敗したくないですよね。
新品なら20万円を超える投資になりますから、中古市場を含めて検討している方も多いはず。
実際に座ってみないと分からないポイントや、長く使う上で知っておくべき注意点を、私の視点で分かりやすくまとめました。
- コンテッサのメッシュ座面が「痛い」と感じる構造的な理由
- 身長160cm前後の人が直面する足つきと姿勢の問題点
- アーロンチェアやシルフィーと比較して見えてくる向き不向き
- 中古購入や長期使用で注意すべき部品の劣化と寿命
コンテッサの購入で後悔する身体的な原因
あのジウジアーロがデザインした美しいフォルム。
部屋にあるだけでテンションが上がるコンテッサですが、椅子は「座る道具」としての機能が最優先です。
実は「後悔した」という声の多くは、デザインや機能性よりも、もっと根本的な「身体へのダメージ」に関連しています。
特に、期待していた「雲の上に座るような感覚」と現実のギャップに苦しむケースが少なくありません。
ここでは、具体的に身体のどこに負担がかかりやすいのか、そのメカニズムを深掘りしていきます。
座面が硬いという評判

コンテッサの代名詞とも言えるメッシュ座面ですが、ここが最初の「後悔」ポイントになることがよくあります。
「メッシュだから柔らかくてハンモックのようだろう」と想像して座ると、その反発力の強さに驚くかもしれません。
コンテッサのメッシュは、耐久性を確保するためにかなり強いテンション(張り)で枠に固定されています。構造としてはトランポリンに近いですね。
そのため、体重が軽い人が座ると、メッシュが十分に沈み込まず、常に下から押し返されているような「硬さ」を感じることがあります。これがお尻の違和感に繋がります。
フレームの干渉に注意
あぐらをかいたり、行儀悪く脚を広げて座ったりすると、太ももの裏や外側がメッシュを張り渡している「硬いフレーム枠」に当たります。これが血流を阻害し、脚の痺れや痛みを引き起こす最大の原因になります。
実はオカムラもこの問題を理解しており、座面を「クッション(布張り)」にするオプションを用意しています。
さらに、そのクッションには「異硬度クッション」という、お尻側は硬く、太もも裏側は柔らかいウレタンを使う技術が採用されています。
「蒸れにくさ」を優先してメッシュを選んだ結果、冬は寒く、座り心地は硬いというジレンマに陥る人が多いため、長時間座るならクッション座面という選択肢も真剣に検討すべきです。
腰痛が悪化する可能性

腰痛対策として高級チェアを買ったのに、逆に腰が痛くなったという話も聞きます。
コンテッサの場合、ランバーサポート(腰当て)の仕様が好みを分ける大きな要因です。
コンテッサのランバーサポートは樹脂製で、クッション性がほとんどありません。
背骨のS字カーブを強制的に維持しようとする力が強いため、人によっては「プラスチックの板が背中に刺さっている」ような異物感を感じてしまいます。
特に、背中の筋肉が少ない痩せ型の人や、敏感な人はこの硬さがストレスになりがちです。
また、メッシュの背もたれは通気性が良い反面、長期間使用していると徐々に伸びてきます。
新品の時はしっかり腰を支えてくれていても、メッシュがヘタってくると背中全体が後ろに沈み込みすぎてしまい、結果として猫背に近い姿勢になってしまうことがあります。これが慢性的な腰痛を招くパターンです。
ランバーサポートの位置調整はもちろんですが、自分の背中のカーブとコンテッサのフレーム形状が本当に合っているか、購入前に念入りに確認する必要があります。
ヘッドレストがいらない理由
「せっかく高い椅子を買うなら、全部入りにしたい」という心理から、大型ヘッドレスト付きを選ぶ人は多いです。
しかし、これが意外な落とし穴になります。
コンテッサ セコンダの大型ヘッドレストは「固定式」です。
角度や位置を微調整することができません。
これが何を意味するかというと、もしあなたの座高や首の位置がメーカーの想定するポジションとずれていた場合、ヘッドレストが「後頭部を不自然に押してくる邪魔な板」になってしまうのです。
PC作業中に少し前傾になったり、集中して画面を覗き込んだりするとき、固定式のヘッドレストは全くサポートしてくれません。
むしろ、ふとした瞬間に頭が当たって集中力が削がれることもあります。
「休憩するときに頭を預けたい」というリラックス用途には最高ですが、バリバリ作業する時間の方が長い人にとっては、ヘッドレスト無しのモデルの方が首周りの自由度が高く、快適だったというケースは多々あります。
バロンとの違い
同じオカムラの兄弟機「バロン」の大型ヘッドレストは可動式です。
首の角度に合わせて調整したい人は、コンテッサよりもバロンのヘッドレストの方を好む傾向があります。
身長に合わず足が浮く問題

ここは小柄な方、特に身長165cm未満の方はマーカーを引いて読んでほしいポイントです。
コンテッサ セコンダはグローバルモデルとして設計されているため、サイズ感が欧米基準寄りになっています。
決定的なのが座面の高さです。
コンテッサ セコンダの座面高は一番低くしても420mmあります。
一般的に、靴を脱いだ状態で踵(かかと)までしっかり床につく理想的な座面高は「身長 × 0.25」と言われています。
身長160cmの人なら400mmが適正値です。つまり、コンテッサでは一番低くしても2cm高いのです。
たかが2cmと思うかもしれませんが、踵が浮いた状態で長時間座ると、太ももの裏全体が座面に強く押し付けられます。
これが血管や神経を圧迫し、脚のむくみや冷え、ひいては腰痛の原因になります。
家で靴を履かずに使う場合、身長160cm以下の方がコンテッサを使うなら、足元にフットレストを置くことがほぼ必須条件になると考えてください。
前傾姿勢に対する適性
あなたが普段、どのような姿勢でデスクに向かっているかで、コンテッサの評価は180度変わります。
コンテッサは基本的に「後傾姿勢」に特化した椅子です。
背もたれにゆったりと体を預け、リラックスしながらキーボードを叩くスタイルには最高のパフォーマンスを発揮します。
一方で、紙のノートにペンで書き込みをしたり、液タブで絵を描いたりするような「前傾姿勢(前のめり)」には全く向いていません。
コンテッサには、背もたれや座面が前側に傾く「前傾チルト機能」が搭載されていないからです。
前のめりになると、背中は背もたれから離れて無防備な状態になります。
この状態で長時間作業をすると、腰への負担がダイレクトにかかります。「漫画家やイラストレーターにはアーロンチェアやシルフィーが人気」と言われるのは、この前傾機能の有無が大きな理由です。
自分の作業スタイルが「書き物中心」なのか「PC入力中心」なのか、ここを見誤ると高い確率で後悔することになります。
▼後継姿勢派の方はこちら(ヘッドレスト有)
コンテッサで後悔しないための比較と選び方
コンテッサ単体で見れば素晴らしい椅子でも、他製品と比較したときに「自分の用途にはあっちの方が合っていたかも…」と気付くのが一番辛いですよね。
ここでは、よく比較検討されるライバル機種との違いや、中古市場の罠について解説します。
コンテッサとアーロンチェアの比較ポイント

オフィスチェアの二大巨頭、ハーマンミラー社のアーロンチェアと迷う方は非常に多いです。
ざっくり言えば、
コンテッサ:
「優雅な作業と休息」
アーロンチェア:
「集中特化の作業マシーン」
アーロンチェアには「前傾チルト」機能があり、前のめりの集中モードでも背もたれが背中についてきてサポートしてくれます。
その代わり、ヘッドレストは純正で存在せず、リクライニングして仮眠を取るような使い方は想定されていません。
座面もメッシュ一択で、フレームが硬いため姿勢を崩して座ることを許さない厳しさがあります。
対してコンテッサは、リクライニングの固定や解除が手元で瞬時に行え、ヘッドレストに頭を預けてリラックスする時間も大切にする設計です。
オンとオフを頻繁に切り替えるならコンテッサ、常にオンで集中し続けたいならアーロンチェアという選び方が自然です。
アーロンチェアの耐久性については、以下の記事で詳しく解説しています。12年保証の意味や寿命について知りたい方は参考にしてください。

コンテッサとシルフィーで迷う場合
同じオカムラの「シルフィー」は、実勢価格がコンテッサの半分以下(10万円前後)ですが、機能面ではコンテッサにない強みを持っています。
最大の強みは「前傾機能」と「座面の低さ」です。
シルフィーは座面を少し前に傾けることができ、書き物作業を強力にサポートします。
また、座面高も385mmから調整可能で、小柄な日本人女性でも靴なしで踵がしっかり床につきます。
「高い方が良い椅子だろう」と思ってコンテッサを買った結果、「機能はシルフィーの方が自分の体格や作業に合っていたし、値段も安かった」と後悔するケースは実際にあります。
高級感や所有欲を満たすならコンテッサですが、実用性とコスパ、そして日本人の体格への適合率で言えば、シルフィーは極めて優秀なライバルです。

中古購入に潜むリスク

新品が高いからといって、安易に中古のコンテッサ(特に初代モデル)に手を出すのはリスキーです。
見た目は似ていますが、初代と現行のセコンダ(II)には決定的な違いがあります。
一番のストレス要因はアームレストの高さ調整です。
初代コンテッサはラチェット式といって、一度一番上まで引き上げないとロックが解除されず、下げる操作ができません。これが日常使いでは非常に面倒です。
セコンダからはボタン一つで自由に昇降できるように改善されており、これだけで「買い替えたい」と思うほど操作性が違います。
ウレタンの加水分解
製造から10年以上経過した初代の中古品は、アームパッドやキャスターのウレタン素材が経年劣化(加水分解)している可能性が高いです。
購入直後は良くても、すぐにボロボロと崩れ落ちたり、ベタついたりします。
修理には数万円かかることもあるので、安物買いの銭失いになりかねません。
▼新品の価格・在庫をチェック
メッシュ座面の寿命
中古や長期使用において避けて通れないのが、メッシュの「へたり」です。
メッシュ座面は長年体重を支え続けることで、繊維が伸びて張力が弱まります。
メッシュが伸びると座った時にお尻が深く沈み込み、座面の下にある機械ユニットにお尻が当たって痛くなったり、太もも裏へのフレームの食い込みが強くなったりします。
見た目では分かりにくい劣化ですが、座り心地への影響は甚大です。
注意したいのは、メッシュの張り替えは「メーカー修理対応」となり、高額な費用がかかる点です。
オカムラの公式メンテナンス部門(オカムラ サポート アンド サービス)へ依頼する必要があり、座面部品代だけでなく、専門スタッフの出張費や技術料が加算されます。
過去の事例では、座面交換だけで総額3万〜5万円程度の費用がかかるケースも珍しくありません。
「安く中古を買ったつもりが、修理費を含めると新品との差額がほとんどなくなった」という失敗を防ぐためにも、「座面がヘタっていないか」は中古品選びの最重要チェックポイントです。
コンテッサを買って後悔しない【最終結論】

ここまでネガティブな要素も含めて解説してきましたが、条件さえ合えばコンテッサは「人生を変える最高の相棒」になります。
後悔しないための最終チェックリストをまとめました。
| チェック項目 | 判定基準 |
|---|---|
| 身長 | 165cm以上なら概ねOK。160cm未満なら要試座またはシルフィー推奨。 |
| 作業スタイル | PC作業・後傾スタイルならコンテッサ。書き物・前傾なら他機種推奨。 |
| 座面素材 | 汗かきならメッシュ。長時間座る・冷え性ならクッションが無難。 |
| 試座の方法 | 必ず靴を脱いで、15分以上座り続けること。 |
特に重要なのは、ショールームや店舗で試座をする際に「靴を脱ぐこと」です。
日本の自宅環境で使うなら、靴底の厚み(2〜3cm)がない状態での足つきを確認しないと意味がありません。
コンテッサは、身体と用途にフィットした瞬間に、その価格以上の価値を提供してくれる椅子です。
ブランド名だけで即決せず、自分の身体と対話して、納得のいく一脚を選んでくださいね。
▼コンテッサ購入はこちら
※本記事の情報は執筆時点の一般的な目安であり、すべての個人への適合を保証するものではありません。腰痛などの健康問題に関しては専門医にご相談の上、最終的な購入判断は公式サイト等の最新情報をご確認ください。
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