セイルチェア VS シルフィー【徹底比較】選び方&決定的な差
こんにちは。プレステージチェア、運営者の「RYO-MA」です。
長時間のデスクワークを快適にするために、高機能なオフィスチェアの導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。
特に価格帯や人気が拮抗しているセイルチェアとシルフィーの比較に関しては、どちらを選ぶべきか非常に悩みますよね。
私も以前、自分の身体やワークスタイルに合うのはどちらなのか、両者の違いや特徴を徹底的に調べた経験があります。
前傾チルト機能の有無や座り心地、ヘッドレストやアームレストの使い勝手、さらには購入後に後悔しないためのポイントなど、気になる要素は山ほどあるはずです。
この記事では、それぞれの椅子が持つ性格の違いを整理し、あなたが自信を持って最適な一脚を選べるようお手伝いします。
- セイルチェアとシルフィーの機能面における決定的な違い
- 作業スタイルによって変わる前傾チルト機能の選び方
- 購入前に知っておくべき保証期間やリセールバリュー
- それぞれの椅子がおすすめな人の特徴と具体的な判断基準
セイルチェアとシルフィーの機能比較で見える違い

まずは、この2つのチェアが持っている「機能」に焦点を当てて、それぞれの特徴を比較していきましょう。
スペック表だけでは見えてこない、実際に使ってみて初めてわかる操作感や身体への影響について、私の視点で掘り下げてみます。
前傾チルトの違いは固定か可動か

この2脚を比較する際、最も大きな違いであり、かつ選び方の決め手となるのが「前傾機能」の性質です。
「集中して書き物をするために前傾姿勢を固定したい」 ⇒ シルフィー
「前後の動きをアクティブに行き来したい」 ⇒ セイルチェア
上記の選び方が結論になります。
オカムラのシルフィーに搭載されている前傾機能は、背もたれと座面を前のめりにした状態で「ロック(固定)」できるのが最大の特徴です。
背中の後ろからグッと押されているような感覚でサポートしてくれるため、猫背になりがちなPC作業や、机に向かってペンを走らせる作業において、驚くほど腰が楽になります。
ハーマンミラーのセイルチェアの前傾チルトは、固定するものではありません。
前傾モードに切り替えると、可動範囲が前方に広がり、身体を前に倒せば座面と背もたれが追従してきますが、背中を預ければ後ろに倒れます。
つまり、固定されずにゆらゆらと動くのです。
これは「前のめりのままじっとしている」のではなく、キーボードを打つ前傾姿勢と、画面を見て考える後傾姿勢をシームレスに行き来するプログラマーやクリエイターに向いている仕様だと言えます。
ここがポイント
「固定」のシルフィーは静的な集中作業向き
「可動」のセイルチェアは動的なクリエイティブ作業向き
ヘッドレストの必要性と後付けの可否
リラックスして動画を見たり、少し休憩するときに頭を預けたい方にとって、ヘッドレストの有無は死活問題ですよね。
シルフィーにはメーカー純正のヘッドレストがオプションとして用意されており、デザインも統一感があって美しいです。
しっかりと頭を支えてくれるので、オフィスチェアで仮眠を取りたい方には心強い味方になります。
セイルチェアには、ハーマンミラー純正のヘッドレストが存在しません。
デザイナーのイヴ・ベアールが「枠にとらわれない自由な動き」をコンセプトにしているため、上半身の動きを制限するヘッドレストは不要という設計思想なんですね。
ただし、ユーザーからの要望は多いため、サードパーティ製(社外品)の後付けヘッドレストが販売されています。
これを使えば機能的には満たされますが、メーカー保証の対象外になる可能性や、デザインの統一感が若干損なわれる点は覚悟が必要です。
アームレストの調整範囲と使い勝手

意外と見落とされがちですが、私が個人的に「セイルチェアの方が優秀かも」と感じているのがアームレスト(肘掛け)です。
特に「フルアジャスタブルアーム」を選択した場合の調整範囲の広さは特筆ものです。
セイルチェアのフルアジャスタブルアームは、高さや角度だけでなく、アームパッドの幅(左右)を調整できます。
これを一番内側に寄せると、脇を締めてキーボードを打つ姿勢でも、しっかりと肘を支えてくれるんです。
これはスマホをいじる時にも非常に楽ですね。
シルフィーの「アジャストアーム」は、高さや前後の調整は優秀ですが、肘掛け自体の幅を寄せるスライド機能がありません。
アームパッドの首振りで多少内向きにはできますが、小柄な方や肩幅の狭い方だと「肘掛けが遠くて届かない」ということが起こり得ます。
注意点
セイルチェアを選ぶ際は、必ず「フルアジャスタブルアーム」かどうかを確認してください。高さ調整のみのモデルではこの恩恵を受けられません。
座面の座り心地と前滑りの注意点
座面のクッション性については、日本のメーカーであるオカムラの技術力が光ります。
シルフィーに採用されている「異硬度クッション」は、お尻の部分は硬めで沈み込みを防ぎ、太ももの部分は柔らかく血流を阻害しないという、非常に凝った作りになっています。
座った瞬間の「あ、優しい」という包容力はシルフィーに軍配が上がるかもしれません。
シルフィーには「前滑りしやすい」という口コミも散見されます。
座面の形状や素材の相性によっては、前傾姿勢をとったときにお尻がズルズルと前にずれてしまうことがあるようです。
これを防ぐために無意識に踏ん張ってしまい、逆に疲れるというケースも。
セイルチェアの座面はウレタンが薄めで硬い印象ですが、フラットに近い形状で、お尻の位置がカチッと決まりやすいのが特徴です。
「硬めが好き」「姿勢を安定させたい」という方には、むしろセイルチェアの方が疲れにくいと感じることも多いですね。
腰痛持ちが気にするべきサポート力
腰へのサポートのアプローチも、両者で全く異なります。
シルフィーの最大の特徴である「バックカーブアジャスト」は、レバーひとつで背もたれのカーブを変えられます。
カーブを狭くすれば、小柄な方や細身の方の背中を左右から包み込むようにホールドしてくれるため、安定感は抜群です。
「椅子に抱きしめられている」ような安心感が欲しい腰痛持ちの方には最適でしょう。
セイルチェアは、背骨のS字カーブを自然に保つ仙骨(サクラム)サポートを重視しています。
背もたれのYタワーとサスペンション素材が、ハンモックのように背中全体を面で支えてくれます。
ガチッと固定するのではなく、適度な弾力で背骨の動きに合わせて支えてくれるため、長時間座っていても圧迫感が少ないのが魅力です。
セイルチェアとシルフィーを比較して選ぶ基準
機能の違いが見えてきたところで、次はもう少し現実的な「所有体験」に関わる部分で比較してみましょう。
長く使うものだからこそ、メンテナンス性や資産価値も重要な判断材料になります。
蒸れにくいのはどっちの素材か

夏場の快適さや、汗かきの方にとっては「蒸れ」は大敵です。
この点においては、セイルチェアの通気性が圧倒的です。
セイルチェアの背もたれはメッシュですらなく、エラストマーという樹脂素材でできており、完全に穴が開いています。
空気が通り抜けるため、熱がこもる余地がありません。デザイン的にも涼しげですよね。
シルフィーもメッシュバックモデルを選べば通気性は高いですが、座面に関しては分厚いモールドウレタンを使用しているため、長時間座り続けるとどうしてもお尻周りは熱を持ちやすくなります。
もし暑がりで「とにかく涼しく座りたい」というのであれば、セイルチェアの方が快適に過ごせる可能性が高いです。
保証期間の違いと修理のしやすさ
高価なオフィスチェアを購入する際、保証期間は非常に大きな安心材料になります。
ここではハーマンミラーのセイルチェアが圧倒的な強さを見せます。
セイルチェアは12年間の長期保証が付帯します(ガス圧シリンダーのみ2年)。
これは製品の耐久性に対する絶対的な自信の表れであり、仮に12万円で購入しても1年あたり1万円のコストと考えれば、実は非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
一方、オカムラのシルフィーは、構造体(強度)に関しては最大8年の保証がありますが、故障しやすい可動部(リクライニング機構など)は2年保証となっています。
ただし、オカムラは国内メーカーなので、万が一故障した際の修理対応や部品調達がスムーズであるという利便性の高さはメリットと言えるでしょう。
| モデル | 構造体・強度 | 可動部・機構 |
|---|---|---|
| セイルチェア | 12年 | 12年 (ガスシリンダーは2年) |
| シルフィー | 8年 | 2年 |
中古価格とリセールバリューの差
将来的に椅子を買い替えることになった場合、どれくらいの価格で売れるか(リセールバリュー)も気になるところです。
セイルチェアはデザイン性が高く、インテリアとしての人気も非常に高いため、中古市場でも値崩れしにくい傾向にあります。
状態が良ければ、購入価格の半額以上で取引されることも珍しくありません。
シルフィーも人気モデルですが、企業が大量導入しているケースが多く、中古市場への流通量が非常に多いです。
そのため、購入時は中古品を選びやすいというメリットがありますが、売却時の価格は供給過多によりセイルチェアほど高値がつきにくい側面があります。
購入後に後悔する人の共通点
最後に、それぞれの椅子を選んで「失敗した」と感じてしまう人のパターンを共有しておきます。
ここさえ押さえておけば、大きな後悔は防げるはずです。
セイルチェアを買って後悔するのは、「リラックス重視で、頭まで支えてほしいと思っていた人」です。
やはりヘッドレストがないことと、座面が硬めであることは、ゆったり座りたいニーズとはマッチしません。
また、背面の網目に服のボタンが引っかかるのがストレスという声もあります。
シルフィーを買って後悔するのは、「アームレストの位置が合わなくて肩が凝る人」や「座面の前滑りがどうしても気になる人」です。
特に小柄な女性などで、アームレストが遠いという問題は深刻になりがちです。
購入前のアドバイス
どちらも素晴らしい椅子ですが、可能であればショールームなどで「靴を履いた状態」で試座し、自分の作業姿勢をとってみることを強くおすすめします。

まとめ:セイルチェアとシルフィーの比較
ここまで、セイルチェアとシルフィーを様々な角度から比較してきました。
最後に改めて、それぞれの椅子がどのような方に向いているかをまとめます。
・前傾姿勢を「固定」して、書き物や集中作業をしたい。
・ヘッドレストをつけて、休憩時はしっかり寝たい。
・包み込まれるようなフィット感と、ソフトな座り心地が好き。
・予算を抑えつつ、確かな品質の国産チェアが欲しい。
・作業中に前後に動くことが多く、動きを妨げない椅子が良い。
・リビングや書斎に置くため、デザインの美しさを重視する。
・キーボード入力のために、アームレストを身体に寄せたい。
・12年保証という長期的な安心と資産価値を買いたい。
どちらを選んでも、一般的なオフィスチェアとは比べ物にならない快適さが手に入ります。
ぜひ、あなたのワークスタイルに合った「相棒」を見つけてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点のものであり、価格や仕様は変更される可能性があります。正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。また、腰痛などの症状に関しては個人差がありますので、最終的な判断は専門家にご相談ください。
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